酵素と酵母の違いとは?2021.12.01

健康食品で「酵素」や「酵母」を含んだといったものが近年増えて来ています。
どちらもなんとなく健康に良さそうなイメージはあるもののそれぞれの違いやどういった効果があるのかというところまで詳しく知ってる方は少ないのではないでしょうか。

今回は、酵素と酵母の違いについて紹介させて頂きます。

酵素とは?

酵素を分かりやすく紹介すると、体内で起こる化学反応を助けてくれるタンパク質のことです。
食べたものの分解を助けてくれて栄養素を体内に吸収しやすい形に変えてくれます。
私たちの体内に酵素は存在していて、たとえば、唾液や胃液などが酵素に属します。

そして健康食品などの食物から得られる酵素は「食物酵素」と呼ばれています。

酵素はタンパク質なので腸から吸収されません。
そのため、食物酵素が直接代謝に影響を与える訳ではないので過度な広告には騙されないように気を付けて下さい。

酵母とは?

酵母を分かりやすく紹介すると、微生物の一種です。
タンパク質である酵素と違い、酵母は生物なのです。

なので食事もすれば、呼吸、排泄、分裂して増殖もします。酵母は至る所に存在します。
水、土、植物、果実、哺乳類、鳥類などの生物にも酵母はすんでいます。

酵母で一番なじみが深いのはパンを作るために必要とされるパン酵母「別名イースト菌」ではないでしょうか。
パンは、酵母の出す炭酸ガスを利用して、パンを膨らませます。

他にもビールを作る際にも酵母が使われます。
酵母には糖分をもとにアルコールと炭酸ガスを作り出す働きがあるのです。

他にも、味噌や納豆などを作るときにも使われていて非常に生活の身近に酵母は居るのです。

酵素と酵母の人体への効果

上記で紹介した内容と重複するのですが、酵素と酵母がどういった効果があるのか改めて紹介していきます。

酵素は、食べたものの消化、吸収、代謝など体のあらゆる反応に効果があり、なくてはならないものです。
酵素は、体の中で起こるほぼすべての反応に関与していますので、体内で作りだされる酵素の量が少なくなると、体の調子も悪くなってしまいます。

酵母は、消化、吸収、内分泌系、自律神経系、免疫系の機能を健康的に保つ働きをしてくれます。
また、酵母そのものが栄養源で、酵母にはカリウムやリン、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

さらに、人が作り出すことのできない9種類の必須アミノ酸を作ることができるため、酵母を摂取することで様々な栄養素を得ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、酵素と酵母の違いについて紹介させて頂きました。

名前は似ていますが、酵素はタンパク質で、酵母は微生物。これだけでも明確な違いがありますね。
日常の食生活の中でも知らず知らずのうちに「酵素」や「酵母」を含んだものを身体に取り入れているので大丈夫かと思いますが、「酵素」や「酵母」を含んだ健康食品も意識して取り入れるとより身体に良い効果をもたらしてくれます。

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